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『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 1』(今井ムジイ、すずの木くろ、黒獅子)

異世界ものの黎明期では、いったん「あちらの世界」に行ったら、もうそれっきりという設定が主流だったが(だからこそ、転生なのではあるが)、それほどハードなものばかりではく、あちらの世界とこちらの世界を「行ったり来たり」できるものもある。本作がそれだ。

主人公は、宝くじにあたる。しかも40億。一生遊んで暮らせる金額だ。そして、大抵のことが解決できる金額でもある。つまり彼は、チートを手にしたと言える。金の力というチート。

しかし彼は、ひょんなことから異世界へ通じるゲートを潜ってしまう。現代日本と比べれば、圧倒的に科学技術が劣る異世界へと。

そこから彼の「開拓」が始まるのだが、もちろん無人島で一から文明を起こすようなハードモードではない。なにせ彼には二つのものがある。金の力と、ホームセンターだ。

というわけで、ダッシュ島とかが好きならば楽しく読める作品だろう。

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 1 (MFC)
原作:すずの木くろ, 漫画:今井ムジイ,キャラクター原案:黒獅子 [KADOKAWA/メディアファクトリー 2017]

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