オライリージャパンから出版されているが、プログラミングよりも知的生産の方が印象は近いかもしれない。
ウェットウェアとは、wet + softwareからなる言葉。(コンピュータの)「ソフトウェア」を身につけた(wet)もの。言い換えれば、私たち自身の「考える」という行為を、コンピュータシステムからの類推で捉えたもの。それがウェットウェアだ。
私はよく、「思考のアプリケーション」といった言い方をするがそれに近い。「脳の鍛え方」と表現すると、微妙なうさんくささが漂うのだが「リファクタリング・ウェットウェア」だと妙にカッコイイ。まあ、私がミーハーなだけなのかもしれないが。
内容的には、ライフハック・マインドハック的なものが詰め込まれているのだが、すごく面白い。きっちり体系立っているわけではないが、面白く読める工夫が凝らされている。表紙を開いたときに出てくるマインドマップで、ノックダウンされてしまう人も多いだろう。不思議な魅力がある本だ。
Tags: