0

『リファクタリング・ウェットウェア』(Andy Hunt)

オライリージャパンから出版されているが、プログラミングよりも知的生産の方が印象は近いかもしれない。

ウェットウェアとは、wet + softwareからなる言葉。(コンピュータの)「ソフトウェア」を身につけた(wet)もの。言い換えれば、私たち自身の「考える」という行為を、コンピュータシステムからの類推で捉えたもの。それがウェットウェアだ。

私はよく、「思考のアプリケーション」といった言い方をするがそれに近い。「脳の鍛え方」と表現すると、微妙なうさんくささが漂うのだが「リファクタリング・ウェットウェア」だと妙にカッコイイ。まあ、私がミーハーなだけなのかもしれないが。

内容的には、ライフハック・マインドハック的なものが詰め込まれているのだが、すごく面白い。きっちり体系立っているわけではないが、面白く読める工夫が凝らされている。表紙を開いたときに出てくるマインドマップで、ノックダウンされてしまう人も多いだろう。不思議な魅力がある本だ。

リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法
Andy Hunt [オライリージャパン 2009]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です