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『ブッタとシッタカブッタ『ブッタとシッタカブッタ』』(小泉吉宏)

いろいろな勇気を持つよりも、心の動きについて知る方が、案外良いのかも知れない。

心を機能として捉える。そして、それがどんな働きを持っているのか観察する。心をそぎ落とすことはできない。かといって、振り回される必要もない。現象論であり、認知論でもある。

弱い心を叱責しても仕方がないのだ。かといって夢みたいなもので、見て見ぬ振りすると、あとでツケが回ってくる。

自分という存在について考えること。たぶん、哲学の最初の一歩でもあり、文学の最初の一歩であるのかもしれない。

ブッタとシッタカブッタ 1 こたえはボクにある【新装版】<ブッタとシッタカブッタ> (コミックエッセイ)” style=”border: none;” /></a><br />
<a href=小泉 吉宏 [KADOKAWA / メディアファクトリー 2014]

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