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『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。1』(ほた。、CHIROLU、景・トリュフ)

なんというのだろうか。この甘酸っぱい気持ちは、ファンタジー版『甘々と稲妻』とでも言えるかもしれない。

冒険者デイルは、森の中で幼き魔族の少女ラティナと出合う。明らかに優遇されていたとは思えない状態の少女を見捨てることができず、デイルは自らその保護を行うことに決める。

という話なのだが、とにかくまあラティナが愛くるしい。私は子どもがいないのだが、それでも小さな姪っ子甥っ子はいるし、デイルの感覚はすごくよくわかる。

もちろん、少女といっても魔族ではあるわけで、そこにいろいろな問題の「種」は含まれているのだろう。その辺が、今後の物語の展開に効いてくるはずである。

というわけで、子育て漫画というわけではないのだが、それでも子どもにレンズがよく向いている作品だ。

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 1 (MFC)
漫画:ほた。,原作:CHIROLU,キャラクター原案:景・トリュフ [KADOKAWA/メディアファクトリー 2017]

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