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『会議のマネジメント』(加藤文俊)

会社で行われる、あの面倒な会議をいかにやりすごすか、という内容ではない。

ひろく会議というものを、人が集い、何かしらの成果を得るための「場」だと捉え、その上でその「場」をいかに醸成し、運営すればよいのかについて書かれた本である。空間・時間・情報のマネジメントをベースにした、コミュニケーション論だと言っても良い。

目次は以下の通り。

  • 第1章 コミュニケーションをとらえなおす
  • 第2章 空間・時間・情報を整える
  • 第3章 現場では何が起きているか
  • 第4章 専門家に学ぶ
  • 第5章 「理論」と「実践」が出合う
  • 第6章 よりよいコミュニケーションを目指して

基本的には、自らが会議の主導権を握る人に向けた内容である。ファシリテーションにも言及がある。ただし、そのような主催者の視点を得ることで、参加者として必要な姿勢もまた見えてくるだろう。

会議のマネジメント - 周到な準備、即興的な判断 (中公新書)
加藤 文俊[中央公論新社 2016]

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