Honkure

さて、以下の新刊が発売となりました。

この本は、発売時点からがっつりKDPセレクトに登録しています。つまり、Kindle Unlimited（以下アンリミ）の対象です。

「アンリミに登録したら、新刊なんて売れないでしょ」

と思いますよね。私も思います。

でも、それって「思ってる」だけです。実は大きな勘違いで、実は売れるかもしれません（やっぱり売れないかもしれません）。

電子書籍が登場したときだって、「電子書籍版を作れば、紙の本の動きが悪くなる」なんて話がありましたが、実際はどうでしょうか。最近では同時発売も珍しく無くなりつつあります。チャネルが広がることで、実は話題のサイズが大きくなったり、口コミの流通ルートが広がったりする効果はあるかもしれません（ないかもしれません）。

ともかくそれは、実際に試してみるしかありません。実験の時間です。

結果的に、「やっぱり……」で終わるかもしれませんし、「へぇ！」と意外なデータが引き出せるかもしれませんし、それはどちらかはわかりません。だからこそ、試してみるのです。

もちろん、言っておきますが、買って頂いた方が著者としては（というか、セルフパブリッシャーとしては）嬉しいんですよ。でも、紙の本だって、図書館で借りて読む読者さんがおられますし、それはそれでやっぱり嬉しいのです。アンリミだって同じです。何にせよ、読んでいただけることが大切なのですから（でもって、アンリミならごく僅かに収益も発生します）。

とりあえず、アンリミに登録することで、新刊の販売がほとんどなくなってしまうのか、それとも少し減るけども、まあ、うんうんと頷けるラインになるのかが今回のポイントです。アンリミがスタートしたこのタイミングで、そこそこの販売数が維持できるなら、アンリミだって怖くありません。たぶん。