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Kindle Unlimitedの初日の様子

「Kindle Unlimited」(以下アンリミ)がスタートして、AmazonのKindle ダイレクト・パブリッシングチームからメールが来ていた。

KDP セレクトの著者および出版者は、自身の出版した本が Kindle Unlimited を通じて読まれたページ数に応じて KDP セレクト グローバル基金の分配金を受け取ることになります。各国に分配される基金の割合は一定ではなく、為替レート、読者の読書行動、定期購読商品の現地価格など、多くの要因に基づいて変動します。さらに、著者に分配される金額は、読者が読んだページ数の合計に占める割合によって決定されます (1 冊の本で 1 人の読者から得られる既読ページ数の合計は最大 3,000 ページです)。

明示はされていないが、KDPセレクトに登録してある本は、「Kindle Unlimited」に自動的に登録されるのだろう。でもって、そこからの収益は、Kindleオーナーライブラリーからの収益と基本的に計算は同じなようだ。つまり、読まれたページ数によって分配金が決まる。

ご存じのように、直近の「読了ページ数」(既読KENP)は、KDPのレポートページから確認できる。やはり昨日は飛び抜けた。

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今日はグラフが動いていないが、これは単にカウントが反映されていない可能性が高いので、考慮しない方が良いだろう。

また、種類別で言うと、5種類の本が読まれていた。

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この数字はそれまでの数字を含んでいるのでアンリミだけではない。が、私は毎日この表を確認しているので言えるのだが、3冊の本はアンリミ開始までは読まれていなかった。だから、アンリミ効果と言っていいだろう。

むろん、この程度のページ数ではまったく収益には結び付かない。でも、これはいわゆる「図書館効果」が期待できるだろう。面白いと思ったら、別の本を探してくれるかもしれないし、それがアンリミの対象でないなら買ってくれるかもしれない(くれないかもしれない)。どちらにせよ、私がやることは、読むに値する、面白と思ってもらえる、なんなら所有したいと思える本を書くことだ。

ちなみに、アンリミ開始日には、かなり多くの「払い戻し」が発生した。ようするに返品である。はじめは、誤操作による購入かと思ったが、もしかしたら少し前にその本を買った人が、アンリミ対象だからということで返品した可能性もある。どちらかはわからないが、まあ、そういう影響はあるだろう。

また、Kindleの有料ランキングがアンリミ対象本でほぼ埋め尽くされてしまった。これから30日間はこの傾向が続きそうだ。さらに、アンリミユーザーが一定数の規模を維持するなら、アンリミで人気→ランキングで上位、という構図が生まれることになる。ランキングをハックしたいと思っている人ならば、一応注目しておいた方がよいだろう。

とりあえず、アンリミに入れられるのが嫌ならば、KDPセレクトを外してマルチストア展開を、気にしないならむしろ積極的に「アンリミ対象ですよ」と謳ってランキング上位を狙っていくやり方がありそうだ。今後、アンリミが流行るのかどうかはわからないが(私は流行るまではいかないと思う)、どちらにせよ「読むに値する本」を作ることは、変わらぬ作家の本筋である。

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