会社で行われる、あの面倒な会議をいかにやりすごすか、という内容ではない。
ひろく会議というものを、人が集い、何かしらの成果を得るための「場」だと捉え、その上でその「場」をいかに醸成し、運営すればよいのかについて書かれた本である。空間・時間・情報のマネジメントをベースにした、コミュニケーション論だと言っても良い。
目次は以下の通り。
- 第1章 コミュニケーションをとらえなおす
- 第2章 空間・時間・情報を整える
- 第3章 現場では何が起きているか
- 第4章 専門家に学ぶ
- 第5章 「理論」と「実践」が出合う
- 第6章 よりよいコミュニケーションを目指して
基本的には、自らが会議の主導権を握る人に向けた内容である。ファシリテーションにも言及がある。ただし、そのような主催者の視点を得ることで、参加者として必要な姿勢もまた見えてくるだろう。
Tags:
One thought on “『会議のマネジメント』(加藤文俊)”