アニメ『魔法使いの嫁』のオープニングテーマでもあり、JUNNAのファースト・シングルでもある。
JUNNAといえば、もちろん『マクロスΔ』のワルキューレのメンバーであり、『いけないボーダーライン』『いけないボーダーライン』『僕らの戦場』『ワルキューレがとまらない』などで力強いボーカルを披露してくれたことは記憶に新しい。
で、そのマクロスΔが終わってしまったので、今後の活動はどうなるのだろうかと若干心配していたのだが、完全に杞憂だったようだ。飾り立てた派手さはまったくないが、その分彼女のボーカルの力強さが本作では際立っている。これで17歳というのだから、一体世界はどうなっているのだろうと、あっけにとられてしまう。
日本の歌姫というと、洋楽の(というかアメリカのPOPの)歌い方を継承している人も多いが、JUNNAの歌い方はそれとは違う。かといって歌謡曲サイドかというと、そうとも言い切れない。不思議な存在感を持っている。
そうした歌い手への評価は置いておくとしても、本作は『魔法使いの嫁』の雰囲気にとてもマッチしている。
君だけの場所が必ずある
美しいこの星は全てを隠してるけど
もし「自分だけの場所が必ずある」と思えるならば、あるいは、あなたにそう告げてくれる存在がいるのならば、人は強く生きていくことができる。隠されたものがある、という世界は、限りない可能性に満ち溢れているのだ。
たとえそれが幻想であろうとも、そう信じ切ったままで死んでいけるならば、本人にとっては真実と変わるところがない。
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