シリーズ第二弾。
中核となりそうな人物がもう一人登場する。おかげで、キャラクター同士の関係性は複雑さを増した。敵方の構想も見えつつあり、味方陣の体制も整いつつある。とは言え、まだ物語としては土台を作っている段階だろう。次巻あたりで、もう少し大きな躍動が待っていそうである。
『魔法科高校の劣等生』に比べると、チート感も少ないし、SF感もそれほど強くない。むしろ、人間関係の方に主軸が置かれているのかな、という印象だが、今後の展開によっては、そのあたりも変わってくるのかもしれない。
佐島 勤 イラスト:キヌガサ雄一 [KADOKAWA 2017]
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