あの成田良悟が描くFateシリーズ。
Fate/Zeroもたいしたものだと思ったが、この作品も別の意味で素晴らしい存在感がある。ページのどこをめくっても、成田作品の匂いが漂ってくる。キャラクターのイカレ具合や、場面転換のタイミング。いかにも、という感じだ。
それでいて立派にFateシリーズである。ギルガメッシュはやはりカッコイイ。
これはFateシリーズが持つ懐の深さと共に、その設定が(褒め言葉として)厨二病感に満ち溢れていることも示しているのかもしれない。そこには、ある種の共通言語的感覚があるのかもしれない。
成田良悟 [KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2015]
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