0

『恋は雨上がりのように(8)』(眉月じゅん)

少しずつ動き出した日常が、さらに加速していく。決定的な変化も起きてしまう。

さて、自分の気持ちに気付いた店長は……というところも気になるのだが、それにもまして彼は文学を手にすることができるのかも気になる。完全に諦めた人間には、文学は紡げないだろう。抗うこと、必死に手を伸ばそうとすること。その中で、どうしようもなくにじみ出てくる気持ち。それを乗せる箱が文学ではないだろうか。二人の関係と、それぞれの人生。その道行きやいかに。

恋は雨上がりのように(8) (ビッグコミックス)
眉月じゅん [小学館 2017]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です