「2016年を振り返って」シリーズ第一弾。今回はアニメ。
順位をつけるのは難しいので、とりあえずの6つと、補足の5つを。
とりあえずの5つ
『昭和元禄落語心中』
これはもう鉄板でしょう。放送前から、キャスト陣だけで期待値は急上昇していたのですが__関智一、石田彰、山寺宏一、林原めぐみ__、実際に放送が始まってみたら、音楽、脚本、構成、ビジュアル、と文句のつけどころがありません。あげくに落語一席やっちゃうからね。あーさんもなかなか大変だったと思いますが、たいへん見応えがあるアニメでした。
『響け! ユーフォニアム2』
ユーフォも最高でしたね。ビジュアルも、音楽も、ストーリーも文句なし。さらに二期は、我らがアスカ先輩のお話だったので、満点です。あと、京都の宇治あたりが舞台なので、非常によく見たことのある背景がたびたび登場したのも親近感に響きました。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
二期に入ってますます暗い話になりつつありますが、宇宙世紀のガンダムシリーズに通底する「どうしようもなく巻き込まれてしまう戦争と暴力」について徹底的に描いているのが良いですね。
『91Days』
あんまり注目されていなかった印象がありますが、非常によくできた作品です。脚本も凝っていますし、全体的な雰囲気がうまく演出されています。まあ、暗い話なんですが。
『Re:ゼロから始める異世界生活』
レムです。はい、レムです。もちろん、構成もうまく、ループもの(死に戻り)の性質をいかしたストーリーテリングが印象的でした。ほんとうにどうしようもないところまでたたき落としてからのカタルシス。仕組みは分かっていても、ツボを押されればやっぱり効きます。ありがちに思えながらも、各キャラクターがきちんと立っているのが特徴かもしれません。
『ViVid Strike!』
基本的になのはシリーズは好きなので、もちろん『ViVid Strike!』もヒットでした。細かい設定については深く考えず、熱いストーリー、友情物語を堪能すれば十分です。
でもって、リゼロと合わせて水瀬いのりさんの魅力を再発見した作品でもあります。
補足の5つ
『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
ちょっと裏切られた印象で、「どうせ女の子とが出てき操船するだけのアニメでしょ」という事前予想はまるっと間違っていました。まあ、だいたい合ってるのですが、物語的な面白さもきちんとありました。
『この素晴らしい世界に祝福を!』
まあ、ギャクなんですが、それなりに熱い感じです。全般的に好みの声優が固まっていただけ疑惑もあります。
『クオリディア・コード』
作画がヒドい、という指摘が上がっていたようですが、その点に目をつぶれば、ストーリーも、世界構成も、楽曲も良かったです。
『マクロスΔ』
たくさんの良い曲が生まれましたね。
さいごに
というわけで、2016年のアニメいろいろでした。2017年は『落語心中』の二期があるみたいなので、それも楽しみです。