副題が「黒衣の剣士、東京に現る」なので、異性界から召喚された剣士が、現代の東京で暴れ回る、という話なのかと思いきや……、というところで一転あるのだが、結局もう一転ある、という感じ。あまり書くとネタバレになるので、やめておく。
設定はリミックスというか、いろいろな要素が混ざっていて、斬新と言えば斬新だが、背景がよくわからない部分も多い。あと、せっかくヒロインがメガネをかけているのだから(しかもボクっこである)そのまま頑張って欲しかった感もある。
が、それはそれとして、「世界を救うとはどういうことか」という問題に触れているのは楽しい。それはつまり誰にとっての「世界」を救うことなのか、という問いとイコールである。
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