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『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(細音啓)

魔法が存在するファンタジー世界でのボーイミーツガール。

敵国同士の二人、ということでロミオとジュリエット風かと思いきやそういう印象はない。主人公が持つ二対の剣と二人の存在が呼応しているのだろう。

このままごく普通にハッピーエンドに向かっていくこともあるだろうし、とんでもなくややこしい状況に嵌り込むこともありえる。世界の全貌が明らかにされていない分、物語のデザイン空間はまだまだ広い。さて、どうなるだろう。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 (富士見ファンタジア文庫)
細音啓 イラスト:猫鍋蒼 [KADOKAWA / 富士見書房 2017]

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