知的生産の技術系の本はどうしても古いものが多いのだが、本書は2003年発売と比較的新しい部類に入る。とは言え、デジタルツールへの言及が特に多いわけではない。むしろアナログのオーソドックスな視点が中心となっている。
そのような身近で使いやすい発想法やツールがいくつも紹介されているのだが、文章の軽妙さも相まってたいへん読みやすい本である。仕事で「企画」を立てるビジネスパーソンが、「発想」というものに親しむ内容ではあるが、もちろんその他の人でもこれらの技法やツールは活躍の機会があるだろう。
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