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『魔人執行官 インスタント・ウィッチ』(佐島 勤)

『魔法科高校の劣等生』シリーズの佐島勤が送る新シリーズ。『ドウルマスターズ』ではロボットものを展開しているが、こちらは人間アクションものである。まあ、アクションするのは人間ではなく魔人なのだが。

さて、最近のライトノベルでは、「これ、アイドル要素いる?」みたいなものをポツポツ見かけるようになっていて、本作にもアイドル的要素がばっちり登場している。きっと時流を押さえるとそうなるのだろう。ただ本作は、アイドルをアイドル的ではなく、むしろ本来的な「偶像」の意味で用いている点に若干のひねりがある。そこが本編に深く関わってくるのか、それとも添え物で終わるのかは今のところはちょっとわからない。

構図的には、世間的な評価では一段劣る主人公が、実はやっぱり強い、という点では『魔法科高校の劣等生』と近く、その上かなり強いエリートな妹も登場するのだが、二作の印象はずいぶん違う。ツンデレなのと、メインヒロインが別にいるからなのだろう。この辺も、どう展開していくかが楽しみだ。

全体的に佐島節がうまく出ている作品だと思う。

魔人執行官 インスタント・ウィッチ (電撃文庫)
佐島 勤 イラスト:キヌガサ 雄一 [KADOKAWA 2016]

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