WRM
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WRM 2017/07/31 第355号

さて、WRM355号が配信されました。

冒頭の「はじめに」を公開しております。


さあっ!

さあさあっ!!

発売です。遂に発売となりました。かーそる第二号です!!!(テンション高い)

◇「かーそる」2017年7月号 [第二号] – Project:かーそる

「かーそる」2017年7月号 [第二号]

いやはや。創刊号が発売になったのが、2016年の11月。一応「季刊誌」を目標にしているので、第二号は3〜4月頃発売の目算だったのですが、結局7月発売となりました。実質八ヶ月かかったことになります。

まずここで明らかになることは、目標設定が厳しすぎた、という事実です。そもそも創刊号を作ろうと思い立ってから、実際に創刊号が完成するまでも、2016年4月〜2016年11月と七ヶ月かかっているわけですから、そんな簡単に期間を短縮できるはずはありません。もともと無茶な目標設定だったわけです。

だったら、次号は七ヶ月先に発売目標を設定するのかというと、別段そういうわけでもなく、できれば秋頃発売を目標に動きたいと思っています。おそらくそれも、完遂は難しいでしょう。でも、それで構わないのです。期間を定めることで、「どうすればもう少し早く完成できるようになるか」という視点が湧いてきますし、そこから生まれる工夫によって多少は完成までの期間を短くできることもあるでしょう。

それをじわじわ積み重ねていくことで、目標とする期間まで近づいていく、というような道程をイメージしています。長期を見据えた道程です。

でもって、そんなことができるのも、いわゆる商業出版ではないからですが、こうやって進めていくことで、省略できることと、絶対に省略してはいけない工程が見えてくるように思います。期間ありきでやってしまうと、そこがごそっと抜け落ちてしまう可能性がありますし、そうなればなぜやっているのかがわからなくなってきます。それはできれば避けたいところです。

最終的に、どうやっても一冊作るのに五ヶ月はかかる、ということがわかれば、それを一つの標準と定めますが、それがわかるまでは、「季刊誌」を目標にしつつ、かつそれに大幅に遅れながら雑誌作りを進めていくことになるでしょう。

と、内容についてまったく触れませんでしたが、詳しくはR-styleの記事をご覧ください。読みどころいっぱいの雑誌に仕上がっております。

◇「かーそる」第二号が発売されました。テーマは「書く道具と書く動機」 – R-style

「かーそる」第二号が発売されました。テーマは「書く道具と書く動機」

〜〜〜書評のコンテキスト〜〜〜

最近、面白いサイトを発見しました。

◇好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
https://allreviews.jp/

以下は、「はじめに」より。

 >>
 このたび、出版不況に関して考えるところありまして、インターネット書評無料閲覧サイト「オール・レビューズ」を立ち上げることになりました。
 「オール・レビューズ」は活字メディア(新聞、週刊誌、月刊誌)に発表された書評を再録するサイトです。
 <<

いろいろな人が書いた書評記事がWeb上にアーカイブされるサイトらしく、実際にページを覗いてみると、本当にたくさんの書評記事が掲載されていて──心の中で、「おっ、Honkureっぽい」と思ったのはナイショです──、とても心躍ります。

というわけで、さっそくRSSリーダーに登録してみたのですが、これが見事にちっとも面白くありません。たくさんの本の情報が流れてくるのは素晴らしいですし、おそらくこのサイトをチェックしていなければ出会うことがない本が多数含まれているのも喜ばしいことです。しかし、あまりにも雑多です。雑多すぎます。言い換えれば、私の興味アンテナにかすらない本が多すぎるのです。

同じように本が多数掲載されているサイトというと、千夜千冊を思い浮かべますが、あのサイトに同様のつまらなさは感じません。掲載されている本で、どうにも興味が湧かない本はもちろんありますが、割合としてはヒットの方が多くあります。

結局のところ、情報量が多いだけではノイズが増えるだけであり、そこに宿る文脈こそが根本的に大切だ、ということなのでしょう。Honkureの運用においても肝に銘じたいところです。

〜〜〜VALUについて〜〜〜

一時期ネットで話題になっていたときは、まるっきり無視していたのですが、danさんがジョインされたということで、VALUのアカウントを作ってみました。

◇VALU
https://valu.is/

で、このVALUというサービスが何なのかというと、私はうまく答えられません。個人の価値を売買できる、というような触れ込みですが、私はまだ一度も「売り」も「買い」も行っていないので、システムについては理解していても、「これが何なのか」についてはまだわかっていない状況です。

とりあえず、審査を通った段階で、私の「評価額」のトータルは6BTC(ビットコイン)とありました。1BTCは、日本円で20万円〜30万円ほどなので(振り幅大きいですね)、120万円〜180万円というところでしょうか。

そこで私は、「ふむ」と考えることになります。

これは、一体何の値段(価値)なのだろうか。そして、自分はそれに見合うのだろうか。

仮に私が自分のvaluを他の人に売る場合、私は何を売ったことになるのだろうか。そして、その責任はどのようなものなのだろうか。

私は若い頃からトレーディング(主に株式投資)に興味があり、売値とか買い気配とかチャートとかが大好きです。しかし、自分がその売買の対象になることを考えてみると、不思議とワクワクした気持ちは湧いてきません。それよりも、ふむ、と考えることが多くなります。

私は、(自己認識として)物書きです。文章を、本を作り出す人です。そうして作り出したものには、価値があると思っています。むしろ、自分が価値があると思えるもの(≒対価を頂けると信じられるもの)を作ることが、私の仕事だという認識です。だから、本や文章からお金を頂くことには抵抗感がありません。

では、「自分」はどうでしょうか。どう考えてもたいしたことがない人間です。そこにバリューがあるのかは、いささか疑わしいところです。文章を書くことから離れた私は、お酒好きのただのおっさんであり、姪っ子の面倒を見るので精一杯の不器用な人間です。そこに6BTCの価値などあるのでしょうか。

いや、そうじゃないんだ。そうやって本作りを行っているあなたという人間に対して、その価値がついているんだ、という反論の声が聞こえてきます。たしかにそうなのしょう。Googleという企業の市場価値は、まさに彼らが行っている企業活動によってつけられています。

でも、と私はさらに反論したくなります。企業が上場するということの意味について考えたくなります。

株価の変動を気にするあまり、短期的に良いだけで長期的な視点を欠いた施策しか打てない企業。サントリーのように上場せずに活動する大企業。Amazonのように投資家の声などまったく無視して活動する超巨大企業。短期の株式の売り抜けしか考えていないベンチャー企業……。

簡単に断じられるものではなさそうです。おそらく個人がそのバリューを売買することでも同じでしょう。単純に、人の価値に数字をつけることに対するイノセントな嫌悪感とは別に、「価値を売りに出す」ということの意義や是非について考えてみたくなりました。

もしそれが、単なる小遣い稼ぎのようなものであれば、あえて参加しようとは思いません。逆に、個人の力では無理な大きなことを、多数の人の協力(投資)によって成し遂げるためのものであれば、やっぱり今の私には縁遠いツールです。

とりあえず、もうしばらくは、これについて考えてみようと思います。そして、その答えが出るまでは、私が実際に自分のバリューを売りに出すことはなさそうです。

〜〜〜Q〜〜〜

さて、今週のQ(キュー)。正解のない単なる問いかけなので、頭のストレッチ代わりでも考えてみてください。

Q. 身の回り(ネット身の回りを含む)に、「投資」したい個人はいらっしゃいますか。その見返りに何を求めますか。

では、メルマガ本編をスタートしましょう。今週は、吹き抜け企画として、連載3つ分の枠を使って、物書きエッセイにて執筆マネジメントについて考察しています。結構ボリュームがありますので、じっくりお読み頂ければと思います。

それでは、今週も「考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。

目次

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2017/07/31 第355号の目次
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○BizArts 3rd 「これは何か?が持つ問題」
 タスク管理を掘り下げていく企画。連載のまとめに入っています。

○物書きエッセイ 「執筆マネジメントについての考察」
 物を書くことや考えることについてのエッセイです。

○Rashitaの本棚 『ヒットの崩壊』(柴那典)
 Rashitaの本棚から一冊紹介するコーナー。新刊あり古本あり。


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