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WRM 2017/07/24 第354号

さて、WRM354号が配信されました。

冒頭の「はじめに」を公開しております。


ここ最近、タレブの新刊をちびちびと読んでいます。

◇『反脆弱性』(ナシーム・ニコラス・タレブ)
https://www.amazon.co.jp/dp/B072PXY32Q/

ナシーム・ニコラス・タレブは、『ブラック・スワン』で名を馳せましたが、その前著である『まぐれ』も相当面白い本です。で、私としてはタレブの新刊が出ると聞くと、思わず飛びついてしまいます。今回も中身をろくにたしかめることもせず、上下巻を一気に購入しました。

実際読んでみて面白かったので、ニコニコ大満足なのですが、たぶん、多少面白くなかったとしても、そこにタレブらしいことが書かれていれば、私の「タレブの本だったらGoサイン」という反応は消えないでしょう。ただ、そういう現象が何度も起きてしまうと、いずれ「中身を見てからちょっと考えようか」になってしまうのだと思います。

また、仮に面白い本だったとしても、私が好んでいる路線とは違った面白さだったとしたら、やはり次からは「中身を見てからちょっと考えようか」となってしまうでしょう。

このような現象を逆から、つまり書き手から考えると、どのように活動を続ければいいのかが少し見えてくるような気がします。

〜〜〜現在の執筆作業について〜〜〜

今のところ、大きく二つの執筆プロジェクトにコミットしています。一つは、雑誌「かーそる」第二号の編集作業。もう一つは、「月刊くらした」計画ZZ(三年目)の三冊目です。等分に力を注げているわけではありませんが(今はどちらかと言えばかーそる寄り)、それでも並行する二つのプロジェクトを進められていることは確かです。

で、考えたいのは、これをどこまで増やせるのだろうか、ということです。たとえば、本一冊+雑誌一冊にさらにプラスして本一冊とか、さらに雑誌一冊とか、いろいろなパターンが考えられますが、どこまでであれば数を増やした上で、持続的・継続的に進めていけるのか。それが気になっています。

一口に本作り(雑誌作り)と言っても、中には複数の工程があり、それがうまくばらけていれば、並行的に複数のプロジェクトが進められるのではないか、という気がしています。つまり、

・企画Aでは本文をがっつり書き下ろし、企画Bではゲラの確認をして、企画Cでは表紙画像を作る

といったことです。さすがに、企画A〜企画Cすべてで「本文をがっつり書き下ろす」となるとしんどいですが、上記のような作業の棲み分けがあれば、案外あっさり進む上に、むしろそれぞれの作業が気分転換的に機能するのではないか、という予想もあります。

ただ、あまりにも増やしすぎると、現実的に使える時間のキャパシティーをオーバーしてしまうでしょうから、どこかに限度はあるでしょう。

その辺のバランスを見極めるのが、月くら計画後(ポスト月くら計画)において大切になりそうです。

〜〜〜新雑誌への期待〜〜〜

上に関連することですが、さすがにこれ以上自分が主催する雑誌を増やすのは無理でも(主にキャパシティーの関係)、他の誰かが主催する電子雑誌に書き手として参加することはできそうな気がしています。

とは言え、「かーそる」みたいな雑誌が今のところ他にはないので、本当にそれが可能なのかは検証しようがありませんが、もしそういう機会があれば、ちょっとチャレンジしてみたいなと考えております。

|ω・`)チラッ

〜〜〜まだまとまらない概念〜〜〜

現段階では、うまく整理がついていない概念があります。それが以下です。

・「断片からの創造」と「ワンアウトラインの思想」をいかに結びつけるか

両者の概念について詳しく説明するのは避けますが、「断片からの創造」の中に「ワンアウトラインの思想」を置くのか、それとも「断片からの創造」とは別の位相に「ワンアウトラインの思想」を位置づけるのかが、まだ見えてきません。

具体的に言えば、『断片からの創造』という本の中に「ワンアウトラインの思想」という項目を立てるのか、それとも『ワンアウトラインの思想』だけで一つの本にするのか、というような悩みです(実際はもう少し複雑です)。

で、このまま考えていても答えは出ないだろう、という直感があるので、ここでは早急に結論を求めるのは保留するのですが、おそらくは「すべては断片である」(=断片からの創造の中心的概念)と「ワンアウトラインの思想」と、あともう一つ何かがあって、それが見えたときに、これらの構造というか位置関係がはっきりするのだと思います。

それまでは、焦らずに思索を深めていくしかありませんね。

〜〜〜今後について〜〜〜

後二冊で、「月くら計画」ZZが終了し、それに伴って三年越しの「月くら計画」(ファースト、Z、ZZ)全体も終了します。

月くら計画は、あくまで実験的位置づけだったので、いろいろな制約を設けて本作りをしてきましたが、計画が終わればそのような制約もなくなります。自由に本作りを進めていける、ということです。

「では、そうなったとき、自分はどんな本を作っていくのだろうか?」

まだ少し気が早いのですが、そのことについてじっくり時間を取って考えてみました。これは重要案件です。

これからの執筆活動をどうするのか。それは、

・どのような指針で本作りを進めていくのか
・どのような工程で本作りを進めていくのか
・どのような環境で本作りを進めていくのか

ということを含む課題でもあります。つまり、ここまでの「はじめに」で書いてきたようなことを総合的に考えなければいけない問題、ということです。

現状ではまだ「これだ!」と言えるような答えは持ち合わせていませんが、それでも、少しずつ方向性みたいなものは見えてきています。それについても、またぼちぼち書いていますが、とりあえずはまず「月くら計画」ZZの完遂からですね。

〜〜〜Q〜〜〜

さて、今週のQ(キュー)です。正解のない単なる問いかけなので、脳のウォーミングアップ代わりにでも考えてみてください。

Q. 新刊が発売されたら「飛びつく」作家・ライターさんはいらっしゃいますか。その傾向はどのくらいの期間続いていますか?

では、メルマガ本編をスタートしましょう。

今週も「考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。

目次

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2017/07/24 第354号の目次
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○BizArts 3rd 「これは何か?」
 タスク管理を掘り下げていく企画。連載のまとめに入っています。

○SS 「満ち足りた世界」
 読み切りのショートショートです。

○ノート道の歩き方 3
 週替わり連載。ノートについていろいろ書いていきます。

○Rashitaの本棚 『ヒットの崩壊』(柴那典)
 Rashitaの本棚から一冊紹介するコーナー。新刊あり古本あり。

○『タスク管理の用語集』の話 その2
 先月発売になった新刊について、思うところを少し語ります。

○Q&A 「ノート・ザ・ビギニング」
 頂いたご質問にお答えします。質問は随時受け付けております。


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