WRM
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WRM 2017/06/26 第350号

さて、WRM350号が配信されました。

冒頭の「はじめに」を公開しております。


実は、作りたいものがあります。新しいWebサイトです。

そのサイトは、二つのタイプの記事によって構成されます。一つは、一日一回発行される新聞形式のページ。そこには最近更新されたさまざまなウェブサイト・ブログへのリンクが掲載されます。「WorkFlowyの日記的使い方」「書評『○○○』」「サラサドライの良さ」などなど。

あえて名付けるなら、知的生産・ライフハック系の話題がまとまる新聞ページです。RSSリーダーの利用率が下がっているという話も聞きますので、こうした新聞サイトのメディア的効能はおそらく高いでしょう。

それだけではありません。そのサイトは、個別のカテゴリーページも持ちます。たとえば、「WorkFlowy」ページでは、WorkFlowyに関するそれまで新聞に掲載された記事がすべて一覧できます。一昔前のポータルサイト(インデックスサイト)が近いかもしれません。

そのサイトの発行者は、最新のトピックスを巡り歩き、毎日の新聞ページを作ると共に、それらの記事を後からカテゴリ別にアクセスできるページも作っていきます。

もし、そのようなサイトが誕生すれば、(あえて名付けた)知的生産・ライフハック系の話題は、よりいっそう盛り上がるのではないか……などと考えているのですが、普通のWordPressでやろうとすると、どう考えても手間がハンパないことになってしまいそうですので、どうしようか頭を抱えています。

まあ、この通りの形になるかはわかりませんが、「本と文具とツールとガジェットとメディア」の話が読めて、しかも後からインデックスとしても利用できるようなそんなサイトを妄想中です。

たぶん、面白いと思うんですが、いかがでしょうか。

〜〜〜フォトショップとツイート〜〜〜

ツイッターを眺めていたら、ものすごい修正がフォトショップで施されている写真が流れてきました。いわゆるビフォーアフターが提示されているのですが、どう見ても別人です(ようはものすごく美形に修正されているわけです)。

いや〜、すげーよな〜、と思いながらも、たとえばツイッターで何かを書くとき、程度の差はあれ自分も似たようなことをしているかもしれないな、とは感じました。たとえば、ひどくつまらないものに対して、「そんなに面白くなかった」みたいにオブラートに包むことは、コミュニケーション衝撃緩和材ではあるものの、ある種の「修正」が行われていると言ってよいでしょう。

でもって、それはSNSだけでなく、メディア全般に広げても言えることでしょう。そこには程度の差はあれ、何かしらの「修正」が行われていて、事実そのままを伝える形にはなっていません。ここで、科学哲学的に「事実そのままとはなんぞや?」という問いを立てることもできるのですが、それはさておくとして、ツイートなどの断片的なメディア摂取であればあるほど、そうした「修正」は効果を発揮しやすいのかもしれません。

しかしながら、そうしたことも長く続けてしまうと、どこかに無理は出てきそうです。エイブラハム・リンカーンの言葉が思い出されます。

 >>
 少数の人をずっと欺き続けることはできる。
 多数の人を少しの間欺くことはできる。
 しかし、多数の人をずっと欺き続けることはできない。
 <<

現代のメディアでもこれと同じことが言えるか。言えるとよいのですが。

〜〜〜広告の最適化〜〜〜

広告を最適化する、ということを考えてみると、広告をよく見る人、表示された広告を頻繁にクリックする人には、たくさんの広告を表示し、そうでない人にはあまり広告を表示しない、という形に落ち着くでしょう。少なくとも、「最適化」という考え方に立てば、そうなるはずです。

しかし、現代の広告は特にそういう風にはなっていません。これは広告業界が最適化を目指していないから、と考えるのはもちろん早計で、むしろ広告の役割は、本来であればリーチしなかった人に自社製品(あるいはサービス)の存在を伝えることなのですから、「たくさん広告を見る人にもっと広告を見せて、そうでない人には見せない」となってしまうと非常にリーチが限定的になるので本末転倒なわけです。

しかしながら、現状のウェブの広告がどうなっているのかを考えると、まあ、あまりうまく行っていないような気がします。

〜〜〜Evernoteの不便なところ・便利なところ〜〜〜

私は一応Evernoteコミュニティーリーダー(旧アンバサダー)なので、EvernoteのMac版クライアントのベータ版が来たら、すぐにバージョンアップするようにしています。

ご存じのようにベータ版にはたくさんのバグ(不具合)が含まれているもので、使っていてあまり気持ちの良いものではないのですが、そうしたバグを誰かが見つけ、報告し、修正しないことにはいつまで経ってもツールは良くならないので、誰かが犠牲にならなければなりません(おおげさ)。

で、先日、「Evernote 6.12 Beta 1」というバージョンが来ていたので、すぐさまアップしたのですが、使っているうちにアプリが突然落ちました。ベータ版にはよくあることです。で、もう一度再起動してしばらく使っているとまた落ちました。さらにトライ、また落ちるの繰り返しです。

何か操作をして落ちた、というならばその操作をしなければよいのですし、特定のノートに原因があるならば、それを削除すれば済みます。が、今回はまったく理由がわかりません。その手前でいくつかの操作をしていたのですが、そのうちのどれが原因なのかがわからないのです。

しかも、それが止まらないので、再現性を確かめることも、そもそもの理由を探求することもできません。なにせ、何かをしようと思ったそのときには、もうアプリが落ちているからです。

さすがにこれでは作業にならないので、そのバージョンのEvernoteを消してから、再ダウンロードしたEvernote 6.11をインストールしました。普段なら起動アプリケーションの置き換えだけで済むのですが、11→12はノート形式の上書きが発生しており、12のデータベースで、11を起動させることができません。

というわけで、データベースを削除して、はじめから11を入れることにしました。アプリを立ち上げると、無事起動。落ちることもありません。よかったよかった。

とは言え、当然ノートは空っぽです。そこからノートデータのダウンロードが始まります。もちろん、その間ボーッと待っているわけにはいきません。なんであって仕事する必要があります。しかし、原稿のデータもその日のタスクリストもEvernoteにあります。これは困りました。

しかし、こういうときにブラウザ版が使えるのがクラウドツールの良いところです。最近はブラウザ版Evernoteも使い勝手が上がっているので、ほとんど問題なくデータを扱うことができました。片方でノートデータを復元しながら、もう片方ではそのデータにアクセスして、作業を進められます。たいへん便利です。

しかも、一昔前ならデータのダウンロードには丸一日ほどかかっていたのですが(そしてその間はほぼ使いものにならなかったのですが)、現在は最初に少し時間がかかるだけで、その後はすぐに使えるようになります。おそらくノートのインデックス情報だけを先に同期させ、その中身についてはノートが呼び出されてから生成するようなロジックになっているのでしょう(推測です)。

とまあ、いろいろ不便なところはありつつも、全体としてみれば便利なツールだと思います。

〜〜〜Q〜〜〜

さて、今週のQ(キュー)です。正解のない単なる問いかけなので、頭のウォーミングアップ代わりにでも考えてみてください。

Q. SNSで誰かをフォローするときの基準はありますか?

では、メルマガ本編をスタートしましょう。

今週も「考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。

目次

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2017/06/26 第350号の目次
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○BizArts 3rd 「ルール1 補足」
 タスク管理を掘り下げていく企画。連載のまとめに入っています。

○SS 「事務的&傲慢抑制剤」
 読み切りのショートショートです。今回は短い二編を。

○ノート道の歩き方 1 「はじめに」
 週替わり連載。今回は新連載。「ノート」にまつわるお話を書いていきます。

○やがて悲しきインターネット「ブログと市民」
 インターネット関係の話題について書きます。今回はブログについて。

○物書きエッセイ 「本作りの恐怖」
 物を書くことや考えることについてのエッセイです。

○アイデア・パターン 023 「定期的に疑う」


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