WRM
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WRM 2017/05/22 第345号

さて、WRM345号が配信されました。

冒頭の「はじめに」を公開しております。


先週、本を紹介する動画をやろうかなと思っている、みたいなことを書きましたが、まさにその日Lifehacking.jpの堀さんが、YouTubeで書評動画をアップされていました。

◇[vlog書評] 「20 under 20」アレクサンドラ・ウルフ著(日経BP) – YouTube

7分弱程度の動画で、堀さんがお一人で本の簡単な内容を紹介される、というもの。わりとオーソドックスな形式かもしれません。ついでにYouTubeで「書評」で検索してみると、「約 49,700 件」の結果が出てきました。結構数があります。

ざっと眺めてみると、2〜5分くらいのものが多く、長くても10分程度という感じ。どれも一冊の本を紹介するタイプです。ちなみに、一番気になったのは以下の動画。

◇夢野久作 ドグラ・マグラ 書評 鳥居みゆき – YouTube

※注:組み合わせから想像できると思いますが、かなり変な動画ですのでご注意ください。

他にも、本の紹介対決みたいなものもありましたが、数自体は非常に少なかったです。あと、紹介されている本は有名なものが多い印象を受けました。

さて、こうやっていくつか検索結果を眺めてみたことで、わかったことが一つあります。それは、本そのものか、動画主に興味がないと、たとえ2分程度の動画であっても、わざわざ観ようとは思わない、ということです。当たり前のことかもしれませんが、音楽系の動画だとわりと気楽にクリックしてしまうことに比べると、本の紹介動画はわりと敷居が高いのかもしれません。

で、音楽系動画との比較で考えれば、「かっこいい洋楽メドレーBest30」みたいなものがあり、その書評バージョンを作ればいいのでは、というアイデアを思いつきます[○アイデア・パターン 004 「要素を置き換える」]。「面白SF10選」とか「村上春樹のこの5冊」とかですね。

この場合、その選定のテーマに興味があれば動画を観たくなるでしょうし、そこから意外な本との出会いが生まれるかもしれません。

ただ、どう考えても、そういう動画は作るのが難しそうです。一ヶ月に一回のペースであっても、難しいかもしれません。コンスタントな投稿を狙っているならば、廃アイデアになりそうです。

みたいなことをいろいろ考えていたら、私が本の紹介をするよりも、私が誰かに「何か面白い本ありますか」と聞いて回る動画を作った方が面白そうな気がしてきました。Googleハングアウトを使えば、すべてオンラインで事が済みますし、紹介する本の系統が偏ることもありません(ビジネス書ばっかりとか、SFばっかりとか、ということです)。ついでに、私自身が意外な本と出会える可能性もある、というおまけつき。素晴らしいですね。

ということを書きながら思いついたんですが、「岩波文庫を一つずつ順番に読んでいく」という書評動画を作っても面白いかもしれません。それだったらちょこちょこ観たくなる気がします。というか、観たいです。

ともあれ、普通に本を紹介するだけなら、私の場合Honkureがあるのですからそこに書けばいいわけで、何か一ひねりあった方がよいだろうな〜、と考えております。

〜〜〜隙間時間にすること〜〜〜

少し前に、妻が体調を崩したとき、作業時間が減った代わりに、読書時間が増えた、みたいなことを書きました。で、その後も、読書時間はかなりキープできていて、好調に本が読めていました。

が、突然それが激減しました。一日を振り返っても、あまり本を読めていない日が増えてきたのです。

なぜだろうな〜、と思い返してみたところ、圧倒的気付き(B級ビジネス書風表現)がやってきました。隙間時間にぜんぜん本を読んでいないのです。たとえば食後の30分、たとえば妻の仕事あがりを待つ15分。そんな時間にまったく本を読んでいません。

じゃあその代わりに、何をしているのかというと、構成案を考えていました。次の「月くら」計画の構成案です。

書く内容については洗い出せたものの、それをいかに並べるのか、どのような流れにするのか、ということを2週間近く考えていたのですが、その期間はほとんど本が読めていません。ぼーっとする時間すべてに、「構成案を考える」タスクが浸食していたからです。

それまでの作業は、一日1時間なら1時間分の作業をやって、「今日は終わり」とすっきり気持ちを切り替えることができたのですが、構成案作りに関しては、それがうまくできていませんでした。なぜかというと構成の流れ案というのは、0か100だからです。配置する順番が100%決まるか、まったく決まらないかのどちらかしかありません。

もしこれが、段階的に進めていける作業であれば、「今日は10やって、明日も10やって」と作業割り振りを考えることができますし、それで全体の見積もりも立てることができます。しかし、「100あらずんば、0」みたいな作業だと、それができません。だから、作業が完全に終わらないかぎり、ずっと心に引っかかってしまうわけです。

そういう状態ではまず本を読む気持ちになれません。気になって内容が頭に入ってきませんし、そわそわと落ち着かないような気持ちになってくるのです。

しかも、です。

構成の流れというのは、最低限、頭さえあれば考えることができます。ミニノートとペン、あるいはiPhoneとアウトライナーがあれば、もうそれで完璧です。作業的にも、隙間時間に浸食しやすい作業なのです。

というわけで、気持ちを切り替える(≒作業にきちんと区切りを付ける)ということは、その作業そのものだけではなく、その周辺的な活動にとっても重要だな〜ということを痛感しました。他の時間の使い方にまで影響が出てきてしまうわけですから。

とは言え、この問題の解決案はまだ見えていません。なにせ「気にしないでおこう」と思ったからといって、気にならなくなるわけではありませんからね……。

〜〜〜本を読むスタンス〜〜〜

読書話を続けましょう。

たまに「あの本、どんなスタンスで読めばいいのかわからなかった」という言い方を耳にします。たしか、『バーナード嬢曰く。』にも出てきた記憶があります。

私はまったくこの表現の意味がわかりませんでした。本ってただ読むものじゃないのか? という感じです。

もちろん、本によってはじっくり読んだり、ちゃっちゃと読み飛ばしたりすることはあります。読み方は本によってさまざまあるでしょう。しかし、何かしらのスタンスを持って本を読む、ということがわかりません。

たとえば、「この本は批判的なスタンスで読もう」とか、そういう本の読み方があるのでしょうか。あるいは「初心者目線で読もう」というような。

おそらく私にも、自覚はしていないものの何かしらのスタンスはあるのでしょう。しかし、そのスタンスは一貫しており、本によってそれを選択するというアプローチはありません。だから、「どんなスタンスで読めばいいのかわからなかった」ということは起こりえないのです。私はただ読むことしかできません。

もしかしたら、これは稚拙な本の読み方なのかもしれませんが、スタンス違いで本の楽しみ方がズレてしまう危険性があることを考えると、それはそれで難しい問題を孕んでいそうです。

〜〜〜Q〜〜〜

さて、今週のQ(キュー)です。正解のない単なる問いかけなので、頭のウォーミングアップ代わりにでも考えてみてください。

Q. 普段本はどのようなタイミングでお読みになっているでしょうか。

では、メルマガ本編をスタートしましょう。

今週も「考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。

目次

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2017/05/22 第345号の目次
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○BizArts 3rd 「フラットライン・プロジェクト」
 タスク管理を掘り下げていく企画。連載のまとめに入っています。

○SS 「自我持ち」
 読み切りのショートショートです。

○艱難Think 「断片化してつなぐ」
 週替わり連載。今週は少しディープめのエッセイです。

○Rashitaの本棚 『適応の条件』(中根千枝)
 Rashitaの本棚から一冊紹介するコーナー。新刊あり古本あり。

○物書きエッセイ 「書くことの整理」
 物を書くことや考えることについてのエッセイです。

○アイデア・パターン 019 「いつもと違うやり方で」


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