WRM
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WRM 2017/03/20 第336号

WRM336号が配信されました。

冒頭の「はじめに」を公開しております。


これまで当メルマガのEPUBファイルは、DropboxのPublicフォルダを使って配布しておりました。しかしこの機能、すでに中止に向かって進んでいるようです。

◇Public フォルダ – Dropbox のヘルプ – Dropbox
https://www.dropbox.com/ja/help/16

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 2017 年 3 月 15 日より、Dropbox アカウントの Public フォルダは通常のフォルダと同じになります。デフォルトでは、このフォルダは非公開になります。今回の移行操作は自動的に行われます。
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先週のメルマガの配信日が3月13日で、この時点ではPublicフォルダは機能していたのですが、二日後の15日にはもう機能がストップしていました。当然、そのタイミングでEPUBファイルをダウンロードしようとするとエラーが表示されてしまいます。

問題は、上記の状態になっていることに、読者さんからご指摘を頂くまで、私がまったく気がついていなかった点です。ご指定頂いたときには、冷や汗ものでした。慌てて号外を出し、きちんとダウンロードできるURLを再配布した次第です。

このPublicフォルダはなかなか便利な機能だったのですが、なくなってしまうのなら仕方がありません。今後はサーバーにファイルをアップロードし、そこからダウンロードしてもらう形にします。

使い勝手に関してはこれまでと変わらないと思いますが、もし何か不具合あれば、またご連絡ください。

〜〜〜確定申告〜〜〜

確定申告が無事終了しました。

お疲れ様です。

年初ぐらいには、A.S.A.Pで終わらせよう、と弱めの決意を持っていたのですが、結局終わったのはギリギリの3月13日。バタバタです。

作業にある程度慣れてくると、「まあ、これくらいでできるだろう」と期間の見積もりができるようになり、そこから「まだ慌てるような時間じゃない」という思念が立ち上がりついつい原稿作業を優先させてしまうことが起こります。あまりよろしくありません。少なくとも、何かトラブルが起きたときに、たいへんなことになりますし、トラブルというのはほとんど必ずどこかで生じるものなので、来年は余裕を持って取り組みたいところです。

〜〜〜1500日〜〜〜

私は、『パズル&ドラゴンズ』というゲームを長らくやっているのですが、どれくらい長らくやっているかというと、 先日1500日目のログインボーナスをゲットしました。4年と少しです。……。

まあ、1日10分程度のプレイ時間なので、トータルしてもたいしたことはありません。せいぜい150000分です。250時間。

……結構ありますね。

とは言え、同じゲームタイトルを4年以上も続ける、というのは据え置き(買い切りゲーム)時代ではなかなか考えられない状態ではあります。4年に一本しか新しいゲームを買わないなら、ゲーム会社は即座に潰れてしまうでしょう。

そう考えると、ゲームとの付き合い方も技術と共に変わっていくのでしょうし、当然それは「ゲームとは何か?」という私たちの感覚にも影響を与えそうです。

〜〜〜読了のリマインダー〜〜〜

「一年間の読了リストを作りたい」

と思い、年始にEvernoteに専用のノートを作りました。「[year]2017」というタイトルのそのノートは、365日分のデイリータスクリストのノートリンクが並んでいます。つまり、365日分の日付が並んでいるのです。

そこに、その日読み終えた本のタイトル(あるいは観た映画のタイトル)などを書き込んでいこう、と決意しました。地道にコツコツ続けていけば、年末にはきっと楽しいノートに仕上がっているはずです。

が、一つ問題に気がつきました。記入をよく忘れるのです。それも、電子書籍の読了を記録し忘れます。

まったく同じものを、ほぼ日手帳(カズン)でも作っていました。そのときは、うまくいったのです。でも、なぜかEvernoteでは、うまくいかない。

なぜでしょうか。

たとえば、紙の本を読み終えます。その本は、たとえば机の上などに置かれるでしょう。すると、その本の物理的存在自体が一つのリマインダーとなります。「貴様は昨晩この本を読了したのだぞ!」と私に突きつけてくるのです。そこで、本棚に戻しつつ、ほぼ日手帳の頁を開いて記入する、といったアクションが発生します。

この「本を見て思い出す」ということが、電子書籍では起こりえません。読み終えて、次の本を開いたら、読み終えた本は少なくとも視野からは消えてなくなります。リマイドも発生しません。

しかも、です。

ほぼ日手帳はそれ自体が物理的な存在であり、リマインドの効果を持ちます。一日の最初に、その日のページを開けるまえに、一年間の読了リストを記入するページが目に入ることがあります。すると、「ああ、そうだ。昨日読了した本があったんだった。なんだっけ?」と想起が発動し、記入が促される、ということが起こりえます。

Evernoteでは、デイリータスクリストは常に開きっぱなしになっており、リンク一つで次の日に飛ぶので、「最初のページからパラパラとめくっていく」という動作が発生しません。当然リマインドも発生しないわけです。

さて、どうしましょうか。

一番率直な方法は、デイリータスクリストに記載するリピートタスクに「昨日読了したメディアを記録する」という項目を追加することでしょう。安定な方法ではありますが、毎日必ず一冊読了するわけではないので、「空振り」に終わる日は結構多くなります。で、人はそういう「空振り」を経験すると、そのタスクに対して心理的距離感を覚えるものです。となると、これはあまりスマートな方法ではありません。

絡め手としては、読了した旨をツイートしておく方法があります。私は一週間に一回、自分のツイートを見返す作業を行っているので、読了の旨をツイートしておけば、自分が何かの本を読了したことを思い出せますし、さらに「いつ」読み終えたのかもはっきりします。これはなかなか良い方法です。

ただ、iOSのKindleアプリから「〜〜を読了しました」と直接ツイートできる機能が今はなくなっています(昔は読了からスムーズにツイートできました)。となると、読了後にいちいち人力でツイートを入力しなければならないことになります。こういう手間がかかることは、概して継続しないので、不安定です。

というわけで、今のところスマートな解決策を模索中です。まあ、一年間の読了リストなんてなくても、人生で困ったことにはならないわけですが。

〜〜〜BWを試す〜〜〜

上記に少し関係する話です。

これまで電子書籍は、Kindleストアだけで購入してきましたが、それを少し変えてみようと考えています。

別にKindleストアに対する反骨精神が芽生えた、というわけではなく(毎度お世話になっております)、先日とある方にお会いしたときに見せてもらったBookWalkerアプリの本棚がなかなか良かったから、というごく実直な理由です。漫画やライトノベルを集めるならば、ああいう本棚が良いだろうな、とシンプルに思いました。ああ、ライブラリとはかくあるべきだ、と。

しかしながら、Kindleは読書メモやハイライトをWebで一括参照できます。これがドラマチックなまでに便利なので、実用書などに関してはこれまで通りKindleで購入し、特にメモの必要性がない(あるいは薄い)ライトノベルに関してはBookWalkerで購入しようかと、考えています。

そうなると「本棚」が分かれてしまい、一元管理の原則からすると若干痛いのですが、もしかしたら、本棚整理の観点から言えば分かれている方が良いのかもしれません(少なくとも、お世辞にもKindleアプリの本棚は使いやすいとは言えませんので)。

でもって、BookWalkerのアプリだと、読了ツイートが簡単にできるのも、個人的には気に入っているポイントです。

〜〜〜祝われるもの〜〜〜

すべての脱稿に乾杯を。すべての重版に祝杯を。

〜〜〜落差を抑える〜〜〜

カズレーザーさんのインタビュー記事がたいへん面白かったです。

◇成功の理由は大半が運、だけど売れるために最低限必要な要素はある | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
http://toyokeizai.net/articles/-/153921

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 カズレーザー そもそも何千回もスベり散らかしてきているので、スベるのも苦じゃないんです。走って好タイムが出ないのは、自分の足が遅いからでしょう。つまらないから、スベっているわけです。そこに苦労や口惜しさを感じたことはありません。
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ひと言で言うと、「理想」がぜんぜん高くないんですよね。いわゆる「意識高い系」とはまったく違っています。

面白くない人間が、面白くないことを言ったら、面白くないのは当たり前。そりゃそうですよね。至極まっとうな話です。で、この「当たり前」の感覚さえあれば、人の心の内側に宿る、禍々しい感情の数々からずいぶんと距離が置けるのだと推測します。

ようは、何かの出来事にショックを受けたり、恥を感じたりするのは、「こうあって当たり前なのに、そうなっていない」という落差(ギャップ)が原因なわけで、言ってみればそれは高い場所から落下するようなものです。で、「こうあって当たり前」が高ければ高いほど、落下の衝撃は増大します。

いつわりのポジティブシンキングというか、安っぽい自己啓発で、「あなたはできる」「あなたには可能性がある」という、現実の制約も環境もまったく無視した「モチベーション」を刺激されればされるほど、現実の「特に何かができるわけではない」自分を直視するのが痛くなります。

そんな馬鹿な話はないですよね。だって、現にそこにいるのは現実の自分なわけですから。自分が自分であることにダメージを受けるなら、この世は地獄となってしまうでしょう。決して逃げられない監獄です。

で、こういう話をすると、一定量「人の夢を壊すな」的な反論が飛んでくるのですが、これは別にそういう話ではありません。人が高い理想を抱くことと、理想を現実とはき違えることは、まったく違っています。

カズレーザーさんも、別に悲観主義に陥り、行動不全になっているわけではありません。

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 人が成功する理由って大半が偶然だと思うんです。偶然のレベルや運を高める方法がないのであれば、夢中になって楽しんでいたほうが得だと思います。「この成功者はこれをやって成功した、あれをやって成功した」と、いいとこどりをして成功した人を見たことがありません。
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 売れている芸人のネタは、需要があるから売れているんです。世間から必要とされていないネタは面白くても売れません。今こういうテイストのネタが流行っていると思ったら、売れるネタをつくったほうがいい。ただ、自分で面白いと思うネタでないと、やっていて楽しくないでしょうね。
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ほんとうにまあ、この通りだと思います。

〜〜〜「でんコン」後〜〜〜

先週号で『でんでんコンバーターで電子書籍を作る』という連載が終了しました。前々から書きたいと思っていた内容だったので、嬉しい限りです。やはり、「コンテンツを蓄積したいなら、連載を持て」の原則はここでも有効ですね。

書いた内容については、時間を置いて、内容をまとめた「本」を作ろうと計画しています。おそらくですが、大幅な加筆修正が必要となりそうですが、なるべく早いほうが良い気もしています。そのあたりのスケジュールの調整はまた考えていきますのでしばらくお待ちください。

で、次の話です。

いくつか別の連載についてのアイデアもあるのですが、しばらく書いていないせいか、「ショートショート書きたい欲求」がブクブクと高まってきていますので、再び読み切りのショートショート・コーナーに戻ろうと思います。

たぶんこれも回数を決めた方がいいですね。でないとずるずる感が出てきてしまいそうなの。

というわけで、とりあえず10回を目処に続けたいと思います。

が、今週は「充電期間」ということでお休みです。

〜〜〜Q〜〜〜

さて、今週のQ(キュー)です。正解のない単なる問いかけなので、頭のストレッチ代わりにでも考えてみてください。

Q. 自分が一年間に読了した本のタイトルを、後から振り返ることはできますか?

では、メルマガ本編をスタートしましょう。

今週も「考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。

目次

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2017/03/20 第336号の目次
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○BizArts 3rd 「第五章 第十節 ロールさまざま3」
 タスク管理を掘り下げていく企画。連載のまとめに入っています。

○艱難Think 「絶対的な悪などなくても」
 週替わり連載。今週は少しディープめのエッセイです。

○Rashitaの本棚 『なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか』(シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピンジンスキー)
 Rashitaの本棚から一冊紹介するコーナー。新刊あり古本あり。

○物書きエッセイ 「自己満足とギフト」
 物を書くことや考えることについてのエッセイです。

○アイデア・パターン 013 「ノる」


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