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カテゴリのずれ

書店にいくと、たまに「あっ、これそこに並べるか〜」と感じることがある。たとえば、『アイデアのつくり方』なんかがよくその対象となる。

この本は名著と言って間違いないと思うが、多くの場合「ビジネス」→「広告」の棚にささっている。うん、まあ、間違いではない。たしかに広告業の分野ではこの本は必携だろう。著者のプロフィールでみても合致はしている。

しかし、本棚を散策している人が、「広告」に興味を持たないとこの本にたどり着けないのは、どうにも違和感が出てくる。だって、もっと広い場面で活躍する本だからだ。知識労働者の基本的なバイブル__というと言い過ぎかもしれないが、読んでおいて損するようなことはない。

なので、できることならば「アイデア」や「発想」という棚を作り、そこに『アイデアのつくり方』や『アイデアのヒント』といった本を並べておいて欲しい。ついでに『発想法』、『知的生産の技術』、『考具』、『思考の整理学』あたりもラインナップされてしかるべきだろう。そこに、『ハイブリッド発想術』がひっそり並んでいれば言うことはない。

とは言え、理想は理想で現実は現実である。書店だって、いろいろな制約条件のもとで運営されている。一つひとつのジャンルでそんなことをやっていたら、時間がいくらあっても足りない。

だからまあ、このHonkureでやるしかないのだろう。

アイデアのつくり方

アイデアのヒント

発想法―創造性開発のために (中公新書 (136))

知的生産の技術 (岩波新書)

思考の整理学 (ちくま文庫)

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)

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