第二号脱稿後の座談会その3

前回:第二号脱稿後の座談会その2

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倉下 今回の進め方は、前回と比べてどうでしたでしょうか。つまり、「知的よ、サラバ」が先にあったパターンと、「執筆の現象学」が後から出てきたパターンで、何か違い(書きやすさ、書きにくさ)はありましたか。

いっき 実は私は、そんなに変わらなかったです。まあ、前号巻末の予告タイトルだけだと何を書いていいか分からなかったので、すこしブレイン・ストーミン・タイム♪ は要求しましたけれども。

で、それはたぶん、私が他の人の出方伺いで原稿を書くタイプだからなのですね。「あ、この人はここ攻めるのか。じゃあ、守備範囲重ならないように(自分の持ち味はここだから)、この辺を掘り進めよう」みたいな。

今回も、たとえば道具編原稿(たくらみの水路)を書き始めるには、るうさんが書いた着想メモを目にして、「あっ、よかった、ガジェット系で書いてくれる人がいる!」となる必要があって。それからじゃないとコンセプトを思い切ることができなかった。

先頭きってバンと原稿を出したり、みんなの原稿を次々と見ても、自分との対話を崩さずに、堂々と最後に自分の持ち味を出す、みたいなことができないんですよね。

choiyaki 先にあったパターンか、後から出てきたかの違いよりも、創刊号はワイワイガヤガヤやってる間にテーマ「脱・知的生産の技術」が定まって、それについて書いた、第二号は倉下さんがテーマを投げかけてスタートした、その違いのほうが大きかったように思います。

ワイワイガヤガヤやっているうちに自分の中でも書くことが見えてきていたので、創刊号のほうが書きやすかったです。第二号はほんと苦労した感じが。なっかなか、何をどう書けばいいのかが見えてこなくて。テーマの「書く動機」ってのが、自分にとっては何をどう書けばいいか見えてこなかったってのも大きいです。

道具に関して書いたほうの原稿は、すぐにできあがりました。道具については具体的に書こうと思えばいくらでもかけるし、自分自身色々と考えながら使ってきているのもあって。

対して動機について書いたほうは、すごく苦労しました。ふだん、特に深く考えることなく文章を書いてきたので、「なぜ書くの?」「楽しいから」で話が終わっちゃうようなところがあって。長いこと考えながら、あーでもないこーでもないと文章をいじりながら、書いては読みかえし、読み返しては書きをいつも以上に繰り返しながら完成させました。でも、そうして苦労したのも、うまく文章のなかに組み込むことができた感じがあって、それもまた書くことの醍醐味のように思います。

書きやすいときも書きにくいときも、どっちであれ文章を完成へともっていく行為は、やっぱ楽しいですね。

あと、前号のときの感想にもあったとは思いますが、やはりみなさんの原稿の途中経過を見れるってのが、すごく刺激を受けますし、自分の原稿を書き上げるのんにも大きな影響を与えてくれます。そして何より、出来上がっていくその様を、ライブで楽しめることが、ほんとうにおもしろい。そのなかで、自分も書いていくのは、とても心ワクワクする体験です。

その4につづく)

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  1. ピンバック: 第二号脱稿後の座談会その2 – Project:かーそる

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